スーパードライの味変。 | ブーティの裏

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フォトグラファーをする傍ら、Funnyな神さまの導きにより2014年から「狛江で1番入りづらいバー、ゴータバー」という飲食店を経営させて頂いております。2023年法人化し㈱ゴータバー設立。学歴が小学生程度しか無いため誤字脱字多めのニンゲンのエッセイ。

困ったものだ。

何が困ったか。

店の主力生ビールであるアサヒのスーパードライの味が変わってしまったような気がする。

 

数人の知人に聞いても答えは同じだった。

味の変わり方はマイルドになった感覚なのだが、困ったのはケミカル的な酔いをすることだ。

 

このケミカル酔いの話は10年前にさかのぼる。

小生が日々ランニングを趣味としていた時期があった。

長くランニングを続けていると、走り出して5分でその日の身体のコンディションがわかる。

 

前日に、たまには良いだろうと安く販売されている「ストロング系酎ハイ」を買って飲んでみた時の話、普段の蒸留酒の酔いとは違う、なにか急にガツンとくるような酔いを体験した。

不思議に思いその酎ハイの成分を調べてみると、化学合成されたアルコール成分だという事がわかった。

 

要は、今まで通りの酒造法で製造すると当たり前の税金がその酒にかかる訳だ。

メーカーは、ユーザーに出来るだけ安く酒を提供するために税金に逃れた酒造法で製造する訳だが、蒸留や発酵以外の化学薬品(第二の酒)を造った。

 

故に、このガツンと来る酔いは、酒のせいではなく、化学薬品に対しての小生の身体の正常な反応であることがわかった。

 

話しは戻って、昨今のスーパードライ樽を呑むと、ガツンと来ることはないが、あの時に体験した変な酔いになって、物凄く気分が悪くなる。

 

ここで、アサヒビールを責めることは出来ない。

メーカーはユーザーの為に出来るだけ安い価格で提供できるように企業努力しているだけ。

 

問題は政府だ。

かけられるところに、ここぞとばかりに税金をかける。

民は、その重い税金から逃れようと、法の隙間を探して草の根の様に方法を分散する。

 

この国はいったいどうなってゆくのか。

言いたいことは山ほどあるが、生きるのも難しい国に仕立てあがっている気がする。

 

 

GOTA