35年ローンなんて、そもそも返す気が無い。というお話。 | ブーティの裏

ブーティの裏

フォトグラファーをする傍ら、Funnyな神さまの導きにより2014年から「狛江で1番入りづらいバー、ゴータバー」という飲食店を経営させて頂いております。2023年法人化し㈱ゴータバー設立。学歴が小学生程度しか無いため誤字脱字多めのニンゲンのエッセイ。

長い事BARを経営していると、お客様から面白いお話を聞けたり、お仕事のお話を聞けたりと、まるで今日のBARが東京の縮図の様に感じる事がある。

その中でも、最近気になった話がある。

まぁタイトルにもあるが、ワタクシ44歳になりまして、同年代の話題のひとつとして持ち家(住宅ローン)の話題がある。

 

そんなお客様とお話していて、決まって出る言葉が団信(団体信用生命保険)だ。

住宅ローンを返し終わるのは75歳。妻子に残してやれる最後のプレゼントが「家」なのだそうだけど、当人たちは70歳まで生きていたくはない!と言い切る。

 

「死んでしまえばローンはチャラ」の言葉が横行し、そこで僕が「ローン返す気なんかさらさらないでしょう?」と尋ねると、酒を片手に大笑いしながら頭を縦に何度も振るのだ。

 

そうか、どうせ短命、ローンはチャラになるのであれば「今すぐ住宅ローンを(家族の為に)組まなければ!」そんな考えがドーパミンに包まれて脳内を駆け巡った。

 

昨晩、そんな経験をした。

落ち着いて考えてみると、これはまさしく21世紀の特攻隊ではないか。

住宅ローンという爆弾を抱えながら、この狂った社会に玉砕。お国の為ではなく家族の為。

 

嗚呼、日本の全ての男よ、一度集まって会議をしようではないか。