音という風景 | ブーティの裏

ブーティの裏

フォトグラファーをする傍ら、Funnyな神さまの導きにより2014年から「狛江で1番入りづらいバー、ゴータバー」という飲食店を経営させて頂いております。2023年法人化し㈱ゴータバー設立。学歴が小学生程度しか無いため誤字脱字多めのニンゲンのエッセイ。

 

タバコの箱サイズで有りながら、異常に綺麗に音を録れる機械を買った。

 
¥17,000の品物だったが、メルカリで¥7,000だったから即買いした。
 
なぜ僕はこんなものを買ったのか。それには深い訳がある。
 
仕事で、眼から入ってくる情報をデジタルデータに残す仕事をしばらくやってきて思ったことがある。
 
環境音って凄く想像を膨らませるって事。
 
例えるならば、小説の様に環境音が脳内に自分だけの世界を構築する。
 
それがものすごく面白い。
 
そして、いま僕は子供が生まれようとしているんだけど、生まれる前の妻との会話や車の中での会話を録音して、クラウドデータに残す為だ。
 
実験してわかった事なんだけど、凄く面白い。案外面白い会話しているし、鳥の鳴き声や自転車の走る音が想像を膨らませてくれて、眼から入る情報よりも面白い。
 
そこで、息子が無事に生まれる瞬間、録音しようとおもう。オギャーとなく音を録音して、そして普段の赤子の笑い声を録音して、それを宝物にしようとおもうんだ。
 
現に、僕たち夫婦で共有しているファイルに名前を付けて「ファミリーエフエムと呼び合っている」スマホでいつでも過去の音を聞ける様にしているんだ。
 
常に録音するのは無理だ。
しかし、動画撮影だと、どうしてもファイルが大きくなりがちだし、手が取られるし、マイクならテーブルに置いてスイッチオンで録音スタート。
 
そんな遊びを妻と毎日やっているんだ。
 
そして実の父親も、こうして僕たち兄弟の小さな頃の音を録り溜めていた。
 
そして大きくなった僕たち兄弟はそれを聞いて、想像力を豊かにしていったんだ。
 
音はおもしろい。
先日、スクエアエニックスの鈴木さんとお話しさせて頂いた。鈴木さんも音録マニアだそうな。なんでも音を録って、それを作曲に生かすこともあるとか無いとか。
 
その影響からこの機械を買ってしまった。是非、スマホでもいいから録ってみてください。